パチスロ学者、スロ沢諭吉の「ハイエナのすゝめ」~スロ愛に満ちあふれたブログ

パチスロが大好きで、楽しみながら勝ちたい人に贈るブログです

スロ沢、パチンコ・パチスロ店の出禁を語る

 スロ沢です。
 
 「今日は何を書こうかな、実戦日記か、過去の思い出話か、それとも・・・」
 
 一日考えた末、選んだテーマは出禁話。

 なぜに出禁話?そう思われるかもしれません。なぜなら、出禁話には、ハイエナで立ち回る上で重要な教訓がたくさん含まれているからです。

 スロ沢は25年間で2回、出禁を食らっています。

 2回目の出禁は割と最近です。ある店でポケットのメダルで北斗転生のあべしチェックをして、店外に出たら、若い店員に呼び止められました。

 足を止めて話を聞くと、彼は丁寧な口調で以下のように述べました。
 
 「お客様は今日、メダルを持ち込んでパチスロ台をチェックされていましたが、これまでにも何回も同じことをされています。これは厳密に言えば窃盗にあたります。迷惑行為と判断し、出入り禁止にさせていただきます」

 実はこの店、稼働が悪く、ほとんど台を拾えることのない店でした。チェックした結果、何も打たずに店を出ることが大半でした。毎日行っていたわけではないですが、通りかかったら一応店内を覗いていたので、目立っていたんでしょうね。知らないうちにイエローカードがたまっていて、ついにレッドカードが出されたわけです。

 確かにメダル持ち込みはどの店も禁止ですが、あべしチェックは事実上、黙認している店が大半でした。でも、露骨にチェックして何も打たないのを繰り返すと、「こいつは迷惑客だ」と判断されてもやむを得ません。

 正直、出禁にされても痛くもかゆくもない店だったので、「わかりました」と答え、ポケットのメダルを店員に渡しました。以来、その店には行っていません。


 そして最初の出禁は、まだ、パチスロ学者として駆け出しだった約25年前のことです。

 当時、学生だった私は、主にパチンコで生計を立てていました。

 新装開店を機に、釘を豪快に開けるようになった店があり、しばしば通っていました。
 
 狙ったのは、3回権利物と呼ばれるジャンルの台でした。

 3回権利物は、初当たり確率がおおむね300分の1前後。1回当たると、2、3回目の大当たり確率が10倍の約30分の1にアップします。

 3回の大当たりで得られる出玉は約6000発。当時は原則として、3回セットの当たりが終わると、ジェットカウンターに出玉を流さねばなりませんでした。当時の主流は2・5円交換でしたので、約1万5000円になりました。

 300分の1で1万5000円もらえる台なわけですから、1000円あたり20回デジタルが回る台なら、プラスマイナスゼロです。店側は当然、利益を上げねばなりませんから、20回以下しか回らない台が大半でした。

 でも、ごく一部はデジタルがよく回るよう釘調整されていて、25~26も回りました。

 仮に25回る台なら、300回すのにかかる金は1万2000円。確率通りに出れば、大当たり1回あたり3000円勝てることになります。

 さらにこの店には朝と昼に1時間ずつ「サービスタイム」がありました。この間に当たりを引くと、出玉をジェットカウンターに流さず、次の当たりまで打ってもよいというものでした。

 6000発をジェットカウンターに流すと2・5円に換算され、15000円になってしまいますが、元々借りる時は1発4円なので、6000発の出玉をそのまま打てるとなると、2万4000円分の玉が手元に残ることになります。千円25回の台なら、6000発で600回も回せます。

 つまり、確率通りなら、3000発打ち込んだところで大当たりを引き、残りの3000発が利益となります。2・5円換金なので7500円です。

 現金投資でも大当たり1回あたり3000円の利益、サービスタイムを使えば1回あたり7500円。連日のようにサービスタイム狙いで通い、着実に勝ちを積み上げていきました。

 しかし、日がたつに連れ、店員たちの視線が厳しくなったのを感じるようになりました。「何も悪いことしてないんだし」と気にせずに通いつめていたのですが、「店側に嫌われれているな」と感じる出来事が起こりました。

 それは・・・。長くなったのでまた明日。