パチスロ学者、スロ沢諭吉の「ハイエナのすゝめ」~スロ愛に満ちあふれたブログ

パチスロが大好きで、楽しみながら勝ちたい人に贈るブログです

スロ沢がオスイチですごい当たりを引いた話(思い出話シリーズ)

 
 お座り一発、略して「オスイチ」。定義はあいまいだが、台に座って1回転で当たりを引くことを指すケースが多い。パチンカー、スロッター共通の夢と希望である。

 スロ沢です。先ほど、誤って下書きを公開してしまいました。ブログに不慣れですみません。

 スロ沢は25年間で、数多くのオスイチを経験してきました。

 約20年前、3分の1、2回ループのCR機の草分け的存在だったCR黄門ちゃま2で、1回転で7のリーチがかかり弥七が登場、普段は阪神タイガース藤浪晋太郎並みのノーコンですが、この時は見事風車が7を貫きました。8連チャンくらいしたと記憶しています。初当たり確率約400分の1ですから、3分の1をかけて、約1200分の1を1発で射止めたというわけです。

 でも、こんなのは序の口。もっとすごいオスイチが2回あります。

 1回目は割と最近、2017年12月28日のことです。この日は仕事納めでもあり、打ち納めでもありました。仕事は昼頃に終わり、「大勝ちで1年を締めくくるぞ」と意気揚揚、ホールに出かけました。

 スロ沢は、スマホなどに稼働記録を残すようにしています。その日の記録を調べてみると、最初に打ったのは宵越し676当日476のサラリーマン番長でした。据え置きがありがたいですが、リセットであっても600や800のゾーンのボーナス当選率が強化されているので、何とか戦えます。

 メダルを借りて打ち始めると、1ゲーム目にいきなり轟のカットインが入りました。「これが男の~」というよく見るパターンではなく、いかにも熱そうな初めて見るカットインでした。

 「まさか、中段チェリーか?」。左リールにチェリーを狙うとズルッと滑って、上段に弁当が顔を出しました。狙うとそのまま斜めに揃いました。いつも通りの弁当です。

 しかし、すぐに連続演出(何かは忘れました)に入り、ボーナス確定。揃ったのがこれです。

 


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 65536分の1の強弁当だったのでしょう。目押しがもう少し遅ければ、中段に揃ったのだと思います。

 記録を見返すと、超番長では青1回(+50)、赤2回(+30×2)、チャンス目1回(+30)だったようです。その後は大きな上乗せはなかったのですが、まずまずの引きで、2000枚出しました。

 ちなみにこの日は凱旋天井で5連、北斗転生で11連など1500枚前後の塊を引き、約5万勝ちでした。大満足の締めくくりでした。

 もう一度は約20年前、パチンコの話です。

 グリコの看板で有名な大阪・ミナミの道頓堀近くに、古ぼけた店がありました。この店は、普通の店とは大きく異なるある特徴がありました。

 それは、全国的に撤去が進んでいた連チャンパチンコ機しか設置していなかったことです。当時、連チャン機は「社会的不適合機」というレッテルを貼られ、警察当局が撤去を指導していました。今の5号機のような状況ですね。大半の店が従い、大阪から連チャン機はすべて姿を消してCR機に入れ替えられたはずでした。でも、なぜかこの店は、指導を無視していたのです。

 ひょんなきっかけでこの店の存在を知ったスロ沢はある日、友人を誘って打ちに行きました。座ったのはニューギンの保留玉連チャン機「エキサイトジャック」でした。

 大当たり確率は223分の1。出玉は普通よりやや少なめの2100発ながら、大当たりごとに11分の1の抽選を行い、当選すれば4つの保留玉の2~4個目をまとめて大当たりに書き換えるという凶暴なマシーンでした。さらに、この11分の1の書き換えに当選した場合に限り、14分の1で追加抽選を行い、当選すれば保留玉1個目も大当たりに書き換えられます。

 で、スロ沢はこの機種で1回転で大当たり、保留玉5連チャンしたのです。これってすごい確率ですよ。223分の1を一発でクリアして、11分の1を通過し、さらに14分の1を引き当てたわけですから。計算すると、3万4342分の1でした。

 ところでこのエキサイトジャック、大当たりが「消える」ことがうれしい瞬間がありました。

 保留玉2、3個目が連続で当たれば11分の1を突破した可能性が極めて高くなります。223分の1を連続で引く可能性は低いですからね。ということは、保留玉4個目も普通なら当たるわけです。でも、当たらないことがあったのです。それは打ち手にとって、歓迎すべきことでした。

 この現象は、保留玉3個目の大当たりで、再び11分の1の書き換え抽選に当選したことによるものです。このことにより、大当たりの予定だった保留玉4個目が、保留玉3個目の11分の1当選により、新たに保留玉1個目としての14分の1の追加抽選を受けて当選せず、外れに書き換えられたというわけです。でも、ご安心を。新たに3回の大当たりが追加されたと分かるわけですから。至福の瞬間でした。

 大当たりが消えてうれしいという状況を作り出すなんで、すごい発想だと思いませんか?仮に11分の1で保留玉1~4個目をすべてを書き換える仕組みなら、このような現象は起きませんでした。メーカーが2~4個目を書き換える仕様にしたのは、計算ずくだったのではないかと思います。

 この頃の連チャン機は、今の機種のような派手な予告や何種類ものスーパーリーチ、きれいな液晶はなくても、個性あふれる機種ばかりで、パチンカーを熱く、楽しませてくれました。


 なんでもかんでも「昔がよかった」というつもりはありませんが、パチンコについては、「社会的不適合機」全盛の時代が一番楽しかったとスロ沢は思います。