パチスロ学者、スロ沢諭吉の「ハイエナのすゝめ」~スロ愛に満ちあふれたブログ

パチスロが大好きで、楽しみながら勝ちたい人に贈るブログです

スロ沢と天授

 
 厳し過ぎるペナルティーや、ダラダラとした出玉感で、6号機の失敗作(失礼)として名高い蒼天朋友。でも、スロ沢は割と好きですよ。下皿から吹いてくる風は涼しく、扇風機いらずです。魅力はそれだけじゃありません。赤7揃いは単発が多いし、天授はショボいし、無駄に天井が深いし、七星カウンターはイライラするし・・・。あれ?風ぐらいしかいいところが見つからないや。でも、なぜか打っちゃうんだよなあ。

 スロ沢がハイエナで蒼天朋友を打つのは、七星カウンター発動状態の時だけ。発動状態では、約70分の1で七星カウンターがマックスとなり、ボーナスにつながる重要小役の強チェリー、強チャンス目、強スイカが各3分の1で出現します。
 
 一方、非発動では、重要小役は強チェリーが400分の1で出現するだけで、強スイカ、強チャンス目は出現しません。非常に厳しいです。逆に言えば、発動状態はチャンスで、期待値はプラスでしょう。
 
 ただ、七星カウンターは比較的発動しやすい上、数百ゲーム滞在することもあります。実感では、通常ゲームに占める発動状態と非発動状態の割合は半々くらいではないかと思います。

 そのため、発動状態はむちゃくちゃおいしいというわけではなく、ハイエナで拾ってシャッターが閉じるまで打っても、1台あたりの期待値はせいぜい200~300円程度でしょう。でも、発動状態だけを狙い打てば、「ちりも積もれば」で、期待値は積みあがると思います。あまり、効率はよくないですけどね。

 某日、スロ沢がハイエナできる台を探していると、七星カウンター発動状態を発見。「まあ、シャッターが閉じるまで打つか」。軽い気持ちで打ち始めて約10ゲーム、自力で強チェリーを引きました。25%以上でAT当選です。

 深く考えずに次プレイに進んだのですが、いつもの強チェリーと違う停止形だったような。もしかして、16384分の1の最強チェリーだったのか?違和感を覚えながら回していると35ゲームでボーナス確定。投資は1000円。そして揃ったのがこれです。

f:id:surosawa:20190525172854j:plain

 やっぱり、最強チェリーだったのでしょう。で、4分の1の天授への振り分けに当選したと。65536分の1です。でも、全然うれしくない。過去2回引いていますが、単発と400枚。出せる気がしません。「こんなの引くくらいなら、同じ確率のアマツマガツチを引かせろや」。心の中で悪態をつきながら、ハゲとのバトルに臨みます。

 1戦目、ハゲの最強攻撃(何でしたっけ?)で、ケンシロウがお陀仏。いつものことです。

 天授は1~3セットの振り分けが計90%で、1回あたりの獲得メダルは少なめながら、引き戻し率が高めです。引き戻しを重ねて出玉を増やすタイプです。

38 天授×2
66 天授×1
97 天授×2
28 天授×2

 4回引き戻して、2連と単発だけ。その間、ハゲの攻撃しか見ていません。「このハゲ~。ち・が・う・だ・ろ!違うだろ!」。どこかの国会議員先生の生き霊が今にも乗り移りそうです。そして伝承を抜けました。

 65536分の1のプレミアにふさわしく、200枚もの大量メダルを獲得です。本当にありがとうございました。

 1回も攻撃しなかったケンシロウに成り代わり、心からの感謝のしるしとして、盤面に北斗百裂拳を食らわせてやりたいところですが、七星カウンターがしつこく点灯しているので、そうもいきません。しかもカウンターマックスから強チェリーを引いてしまいました。「どうせ、当たらねーんだろ」。ところが、意外にも当たりました。「どうせ、単発なんだろ」

f:id:surosawa:20190525172951j:plain

 「か、神は俺を見捨てていなかった」(by 北斗転生のカーネルスペシャルエピソード。ATレベル2以上&次回128あべし以内確定の激レア、激アツ演出。スロ沢は一度だけ引きました。よければその時に撮った動画をご覧ください。
https://youtube/4s1-VDI40Gs)
 
 俄然やる気が出て参りました。さあ、乗せるぞ!

f:id:surosawa:20190525233829j:plain

 うむ、上出来。結局、9連して伝承抜け、1052枚を確保して2万円の勝利です。

 この機種、いろいろと残念なところは多いですが、キラリと光る部分もあります。伝承勝舞はシンプルで面白く、「ベルを引け」と熱くなれますし、蒼天乱舞の上乗せは爽快ですし、朋友共闘も出ればうれしいですしね。天授がゴミ過ぎますけど。

 振り返れば、パチスロの規則改正直後に出た台や、新しい試みを搭載した台は、いろいろと欠陥があり、ユーザーに受け入れられませんでした。

 偉大な4号機北斗の後継と銘うって、鳴り物入りで登場した5号機初期の北斗天覇は、メダルがゴリゴリ減るRTを搭載。あまりのつまらなさと苦痛に、RT中にやめる客が続出しました。確か、店の命運をかけてこの機種を160台くらい導入して、撃沈した店があったように記憶しています。

 5号機で初めて純増3枚を実現したエージェントクライシスは、2枚がけなど、非常にややこしい打ち方が求められたこともあり、人気は出ませんでした。

 でも、各メーカーは様々な「失敗作」を元に試行錯誤し、最終的にはバジリスク絆や北斗転生、モンハン月下、凱旋、ハーデスのような、スロッターの熱い支持を集める機種を送り出すことができたのです。6号機もきっと、各メーカーが苦心しながら、スロッターを熱くさせる機種を作り上げてくれるでしょう。現にReゼロのような人気機種も登場しています。

 蒼天朋友についても、何とか面白いゲームにしようという開発側の苦心はうかがえるので、その点は素直に評価したいと思います。次回作に期待です。

 ただ、蒼天朋友については1点、どうしても言いたいことがあります。「最低継続率が66%もあるわけない」。次回、スロ沢の初当たり80件あまりの実戦データを元に、蒼天朋友の真の姿に迫ります。明日中にアップします。https://surosawa.hateblo.jp/entry/2019/05/26/095953