パチスロ学者、スロ沢諭吉の「ハイエナのすゝめ」~スロ愛に満ちあふれたブログ

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スロ沢、猛獣王で天井間近の台を拾う(ハイエナ考察もあるよ)

 ヒット機種の後継機が出るたび、ネットでは「クソ台」「通路確定」などと叩かれるのが常ですね。バジリスク絆や北斗転生も当初はクソ台扱いされたものです。


 4号機時代を振り返ると、初代番長も登場した直後は酷評されました。711枚のビッグが1ゲーム連する吉宗の後継機的な位置づけだったのですが、ネットの批判は主に「ビッグが400枚に減った」「1ゲーム連の権利の複数ストックができなくなった」「設定6の機械割が107%しかない 」といった点でした。ところがふたをあけてみると、優れたゲーム性で大人気となりました。


 新台として導入されたばかりの時期のネットの評価は、あてになりませんよね。はっきり言って、ろくに打ちもせずに極端なマイナス評価をするのは、スロ沢は大嫌いです。



 「4号機の猛獣王のゲーム性を継承した」とメーカーがPRする6号機猛獣王のネット上の評価も、かなり辛いようですが、実際のところ、どうなんでしょうか。案外、面白いかもしれません。打ってみて判断しなければ!


 某日、会社を出るのが遅くなり、ホール到着は10時前になりました。このホールは、閉店まで1時間を切ると、かなりのお宝台が出現することがあります。1台1台チェックしていきます。


 このホールに6号機猛獣王は1台だけあります。この機種のはまりゲーム数は、液晶右下に表示されます。

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 目を疑いました。天井までわずか30ゲーム。前任者が初心者だったのか、お金が切れたのか。「まさかひそかに5号機の獣王に入れ替えられたとかいうオチはないよな」。5号機も6号機も外見がよく似ていて、ぱっと見ではわかりません。5号機獣王なら天井まで200ゲーム以上あり、この時間からでは打てません。

 
 区別は簡単です。液晶上の装飾に「猛獣王」と書かれていれば6号機、「獣王」なら5号機です。

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 これが6号機ですね。

 
 目の前にある台が、確かに6号機であることを確認しました。かなりのお宝台です。この機種を打つのはこれで3回目。初打ちではゴリラで20ゲーム終了、引き戻しなし。2回目は肉9個の台をCZ当選まで打ちCZ失敗と、全く面白くありませんでした。今回は楽しませてほしいものです。


 30ゲーム回して天井に到達。やがて、液晶が騒がしくなり、ダチョウ、ゴリラ、ライオンのシルエットが夕暮れのサバンナを走るチャンスステージへ。これで当たるんだろうなあ、って外れるんかい!直後に獣王MODEという別のチャンスステージに移行しました。さすがにこれで当たるんでしょうね。ちょっと前兆が長すぎやしませんか?結局、845ゲームで当たりました。投資は2000円です。


 さあ、何の動物が選ばれるでしょう。間違って象が来たりして。


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 おお!いいんじゃないですか。完走目指していざ出陣!


 10分後、スロ沢は200枚のメダルを流していました。ライサバは40ゲームかそこらで終了、引き戻しもできませんでした。+2000円でした。


 はっきり言っていいですか?クソ台以外の何ものでもないでしょう。


 もちろん、4号機猛獣王の再現というのはかなり盛った表現だということくらいわかっていますよ。6号機の規定の中であの激しいゲーム性を実現するのが難しいことも承知しています。それにしてもですよ、いったいどこに猛獣王らしさがあるのか。


 全リール目押しが必要なことですか?めんどくさいだけやっちゅうねん。早押しに成功すれば設定判別に役立つ?低設定しかあらへんのに無駄やろがい。引き戻しゾーンもガチャガチャ騒がしいだけやないか。前兆も長すぎやねん。


 ついついまくし立ててしまいました。しかし、まだ3回打っただけですが、まるで良いところが見つかりません。多少出れば印象も変わるでしょうが、挽回は難しいでしょう。

 
 ゲーム性はさておき、ハイエナ的な狙い目はどうでしょうか?ここからは、「期待値見える化」の記事 https://slotjin.com/zone/moujuou/ と、攻略雑誌などの解析も参考に、考察します。


 単純なゲーム数狙いなら、500くらいから2000円はあると思います。妥協したら450から打てるでしょう。ただ、そうそう拾えそうにないので、CZ狙いが中心になるでしょう。肉メーターが8個以上をCZ突入まで打てば、1000円くらいの期待値はあるでしょう。


 次に、引き戻しゾーンは期待値があるのかどうかを考えます。


 解析によると、弱い方の引き戻しゾーン「猛獣王モード」では、強チェリーやチャンスを引けば4分の1でサバチャン引き戻しです。普段の強チェリーやチャンス目が単に肉を集めるためのゴミ役であることを考えると、かなり優遇されていると言えます。リプやはずれでも1%前後で当選するようなので、引き戻しゾーンには期待値があると考えてよいでしょう。


 天国モードは狙うべきでしょうか?解析によると、設定1の天国移行率は18%で、そのうち75%は50ゲーム以内に当たるようです。つまり、50ゲーム以内に当選する期待度は15%弱。期待値見える化の実戦データは16%となっており、だいたい一致しています。つまり、引き戻しゾーン抜け後6~7回に1回は50ゲーム以内に当たることになります。


 千円で50ゲーム回せますから、だいたい6~7000円で1回サバチャンを引けることになります。期待値見える化によると、50ゲーム以内に当たった場合の平均獲得枚数は300枚程度。(がせ)前兆が早めに終わって、50ゲーム丸々回さなくてもよい場合があることを考慮しても、期待値はプラスマイナス0前後であると考えられます。よって、即やめがベストでしょう。


 この台、引き戻しゾーン抜け後は基本的に即前兆に入ります。入らなければ天国orチャンスモード確定で、その場合は当たるまで全ツッパすべきです。


 しかし、天国やチャンスモードであっても90%以上は即前兆が出るので、即前兆が出ないことで天国やチャンスモード滞在に気づくというケースの発生自体がまれです。従って、即前兆の有無を確認する目的で数ゲーム回すのはメダルの無駄です。ただし、ほかの人が打っている台の引き戻しゾーン後の前兆の有無は、さりげなく観察しておくとよいでしょう。


 ゾーンは、天井最深部の振り分けが濃い上、そのほかは薄く広く散らばっているので、狙い打ちは困難です。
 

 優れたゲーム性もない、出玉性能もない、もちろん人気もないというないない尽くしのクソ台ですが、ハイエナ要素はボチボチあるので、みなさんもいい台が見付かれば、チャレンジしてみてくださいね。