パチスロ学者、スロ沢諭吉の「ハイエナのすゝめ」~スロ愛に満ちあふれたブログ

パチスロが大好きで、楽しみながら勝ちたい人に贈るブログです

遠隔操作を考える・前編(あるの?ないの?)

 毎日必ず開店後すぐに当たるーー。そんな台があれば楽々、一財産築けますよね。その昔、スロ沢は目撃したんですよ。そんな台を。


 約20年前、学生パチプロだったスロ沢は、住んでいた地域の繁華街にある優良店に通い詰めていました。その店には、藤商事の連チャンアレパチ「アレジン(初代)」が30台近く設置されていました。スロ沢はこの店で、連チャン中のアレジンを譲ってもらい、爆裂したことがあります。その経緯は過去記事で。https://surosawa.hateblo.jp/entry/2019/05/15/122618


 アレジンは電源をいったん切って入れ直すと、8分の1の確率で連チャンモードに入るという「モーニング機能」がありました。電源を入れ直した時の朝イチ出目は「731」なのでまるわかりです。

 
 この店は全台電源を入れ直していたので、低投資での大連チャンを夢見て、朝早くからアホ面を下げて店の前に並び、開店と同時にアレジンのシマにダッシュする強欲なパチンカスが掃いて捨てるほどいました。スロ沢もその一人です。そうです、私はパチンカスです。それが何か?


 一方で、モーニング機能を嫌って、アレジンの電源を入れっぱなしのクソぼったくり店も少なからずありました。そんな店はだいたい閑古鳥が鳴いていましたけどね。


 で、その店のアレジンですが、何回もモーニング奪取にチャレンジするうちに、入口から最も遠い右側の端台が、必ず朝イチ連チャンモードに入っていることに気づいたのです。必ずです。そして毎日、同じオヤジが打っています。


 「サクラか?」。初めはそう思いましたが、その考えはすぐ打ち消しました。オヤジは常連客の一人で、開店前に他の常連客と仲良く、オカルト全開なパチンコ関連の無駄話を繰り広げる、どこにでもいるようなパチンコ好きでした。これがサクラなら、大した演技力です。


 「誰よりも朝早く並んで奪ってやろうか」とちらっと考えましたが、やめました。というのは、「あの台を朝イチで打つ権利はあのオヤジにある」という暗黙の雰囲気があり、手出しできなかったのです。常連客が幅を効かせているパチンコ店にありがちな話ですね。もし、強引に奪取したら常連に睨まれ、この店に通えなくなる可能性が高いと考えたのです。


 勝ち組は、店内で目立つ行為、他者とのトラブルは絶対避けねばなりません。過去記事で書いたような出禁https://surosawa.hateblo.jp/entry/2019/05/11/002534や、輩に因縁をつけられた経験https://surosawa.hateblo.jp/entry/2019/05/18/092416があったからこそ、目先の金に目がくらんで、優良店を失いかねない行動を踏みとどまることができたのです。


 あの台はいったい何だったのでしょう。スロ沢は、正規の基盤を取り替えて、モーニング機能や連チャン性などを高めた「裏モノ」だったのではないかと考えています。

 
 その頃のパチンコ、パチスロで、裏モノは決して珍しい存在ではありませんでした。しかも、堂々と設置されていることも少なくありませんでした。


 では遠隔操作の可能性はないのでしょうか?このようなおかしな台を見かけたり、理不尽な大はまりを食らったりすると、「店が遠隔操作している」と主張する人がいますね。でもスロ沢は「今も昔も遠隔操作の可能性はゼロではないが、限りなくゼロに近い」と考えています。理由は後編で。