パチスロ学者、スロ沢諭吉の「ハイエナのすゝめ」~スロ愛に満ちあふれたブログ

パチスロが大好きで、楽しみながら勝ちたい人に贈るブログです

スロ沢の集中講義(ハイエナ学基礎論1)

 ブログを始めてから間もなく1か月です。読者登録してくださる方が増え、アクセス数も上がってきました。みなさまに厚くお礼申し上げます。

 
 「スロ沢はどれくらい勝ってるの?」。みなさん、そう思っていらっしゃるかもしれませんね。「何月何日に何を打っていくら勝った」というような個別具体的な収支は出しませんが、年間トータルでだいたいこれくらい、というのはお示しできます。


 スロ沢はこの3年間、年間220日くらい稼動しています。毎年同じような感じです。週末は家族サービスで打ちません。つまり、平日は、ほぼほぼスロ店に顔を出しているということです。我ながらスロジャンキーですね。


 稼働は、仕事帰りを中心に1日あたり3~4時間、時給2000円くらいを目標にしています。で、この3年間はだいたい満足できる結果がついてきています。

 
 でも、今年はまれにみる絶不調でして。何とかプラスを維持していますが、期待値欠損は50~60万円くらいですね。非常に苦しい戦いを強いられています。


 打ち方はパチスロの天井やゾーン搭載機のハイエナオンリー。設定狙いは一切しません。パチンコはたまに遊びで打つくらいです。


 いちばん最初の記事でも書きましたが、パチスロで勝ちたいなら、設定狙いよりもハイエナがお勧めです。なぜか?


 それは今の時代、高設定の割合が昔に比べて激減しているにもかかわらず、高設定を狙う人口が大幅に増えて、過当競争になっていることが大きな理由です。


 設定狙いは面白いものですよ。スロ沢も若い頃は設定狙いをしていました。5や6をつかんだ時の達成感、閉店まで粘り倒して充分な収支を上げた時の満足感。病みつきになりますよね。

 
 少し昔話を。「毎日必ず朝早く当たる台」の過去記事https://surosawa.hateblo.jp/entry/2019/06/05/%E9%81%A0%E9%9A%94%E6%93%8D%E4%BD%9C%E3%82%92%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B%E3%83%BB%E5%89%8D%E7%B7%A8%28%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%AE%EF%BC%9F%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%EF%BC%9F%29で登場した店では、1997年に登場した「サンダーV」で、何回も5、6をつかんだものでした。


 開店1時間前に店に行って、自動ドアの隙間から店内をのぞくと、サンダーVのシマが見えます。で、週に一度くらい、「本日、全台設定5、6」などと書かれた札が台の上にささっているんですよ。

   
 それを見届けたら、喫茶店で時間をつぶし、開店5分前に戻ってきて、開店と同時に台を確保。閉店まで打ち切り、4~5万円近い期待値を稼いだものでした。自身の戦績と、まわりの状況から見て、ガセイベントではなかったと断言できます。


 こんなおいしいイベントなのに、ライバルは皆無でした。開店後1時間くらいでようやく全約10台の席がうまるものの、ほとんどが途中でやめ、客が何人も入れ替わっていました。当時は7枚交換でしたから、客が頻繁に入れ替わるのは、客側の換金差損が多数発生することになり、店側に有利です。なので、全台設定5、6をやっても、それほど大きな赤字にはならなかったのでしょう。


 当時は、設定の重要性を理解しているスロッターはごく少数でした。高設定でも「はまりそうだから」などといったわけのわからない理由でやめる人がものすごく多かったんですよ。だからこそ、スロ沢のように、「高設定は長い目で見たら打てば打つほど勝てる」ということに気づいている一部の人間が、楽々稼げたのです。


 ところが今は、そんなことは半ば常識になっています。ネットでそのような情報があふれ、簡単にアクセスできますよね。今の時代、あの時と同じようなイベントを行ったら、徹夜の行列ができて、座った人間は食事休憩にも行かず、ひたすらぶん回すことでしょう。店側の大赤字は必至ですから、そんなイベントをおいそれと打てません。


 しかも今は、5.6枚や等価などの高換金率が主流で、貯メダル再プレイができる店もありますから、換金差損が発生しにくいです。これは客に取っては有利ですが、店側は利益確保のために、設定を抑えざるを得ません。高設定なんて、そうそう入れられるはずがありません。


 このように考えると、設定狙いがいかに厳しいかがお分かりかと思います。

 
 一方、ハイエナは低設定大歓迎です。設定が低いほど、はまり台が発生しやすいですから。そもそも店が高設定を入れなければ設定狙いはお手上げですが、ハイエナはそんな環境こそチャンスです。だからこそ、ハイエナが勝ちやすい時代なのです。


 スロ沢はこの25年間、時代に合わせて、戦い方を変えながら勝ち続けてきました。パチンコが良い時代はパチンコ、設定狙いが良い時代は設定狙いというふうに。そして今、最も勝ちやすいのはハイエナだと断言できます。そもそもハイエナで勝てないような地域は、稼働が悪いということの裏返しなので、設定狙いでも勝てません。


 さらに「勝てなくてもよいから負けを減らしたい」という方にも、ハイエナはお勧めです。


 もし、負けまくっていて、少し負けを減らしたいと考えているあなたがこのブログを読んでいるとしたら、明日からこの世のすべてのパチスロは設定1だと考え、ハイエナに徹しましょう。設定に関する幻想を捨て去ることが肝心です。


 スロ沢はハイエナで、たまたま6確の演出が出たら打ち続ける(*星矢SPならやめるかも)と思いますが、この十数年、一度も見たことはありません。サミートロフィーの銀や銅、モンハン月下のAT終了画面アキラ(設定3以上)など、設定1否定演出は何回か出ていますが、気にせずにやめます。設定差のある小役が出ても同様です。「どうせ、6はないだろう」と。


 「ハイエナ狙いで座った台がたまたま6だった」。そんな都合のよいことは滅多に起こりません。

  
 ちなみに「負けを減らしたい」というレベルであれば、打てる台を見つけるのはそう難しくありません。最大天井の4割くらいはまっている台を天井まで打つのを繰り返してみましょう。どんな台でも期待値はだいたいプラスマイナスゼロくらいです。たまにおいしい台が拾えたら、その分はプラスになります。負けまくりの収支はかなり改善できる見こみが高いです。


 ただし、今のAT機は波が荒いので、負ける時は相当負けますので、ある程度の資金力と覚悟が必要です。


 今日から始まった集中講義では、様々な視点から、ハイエナの立ち回りについて論じていきます。うーん、学者っぽい。もちろん、稼働日記も並行してアップします。みなさん、パチスロを楽しみましょう!