パチスロ学者、スロ沢諭吉の「ハイエナのすゝめ」~スロ愛に満ちあふれたブログ

パチスロが大好きで、楽しみながら勝ちたい人に贈るブログです

スロ沢のパチンコ・パチスロであった旨い話

 スロ沢です。

 昨日お約束した、「聖闘士星矢SPのハイエナのこつ」をアップする前に、ふと思い立って雑記を書いてみました。

 以前、パチスロの漫画雑誌「パニック7」に、「パチスロであった全部旨い話」という企画がありました。「目押ししてあげたら箱のメダルを全部くれた」「連チャン中に時間がなくなった人から台を譲ってもらった」といったパチスロにまつわる「旨い話」を紹介する内容で、愛読していました。

 スロ沢は玉やメダルと25年間も戯れているので、経験した旨い話は二つや三つどころではありません。その中でも特に旨かった体験をいくつかご紹介します。

 今から7年ほど前。某店で某機種(忘れた)のハイエナをして、いくばくかのメダルを獲得、交換しようとジェットカウンターに向かっていたときのことです。「SLOT牙狼」の前を通りかかったのですが、出目に違和感を覚えました。ベルがそろっていたのです。

 確かこの台、ベルがそろうのはART中だけだったはず。「なぜそろっているのだろう。変則押しかな」。何の気なしにメダルを入れてレバーオンしたら、けたたましい音とともに「牙チャンス」という音声が。そしてARTが始まりました。

 予想外の展開にキョドるスロ沢。でも、店員が気にしている様子もなく、打ち続けることにしました。「いったい何が起きたのだろう?」。考えるうちに、以下のような推測に至りました。

 この台、牙チャンスという50ゲームのARTがまずあって、その間のレア役などで別のART「牙狼ラッシュ」を抽選しています。サラリーマン番長のボーナスと頂ラッシュのようなものですね。サラリーマン番長との違いは、牙チャンスは複数ストックする場合があるということです。複数ストックがある場合、牙チャンス→牙狼ラッシュ→牙チャンス、といった流れになります。

 おそらく、前任者が牙狼ラッシュのゲーム数がゼロになった最終ゲームでベルがそろい、メダルを落としてやめたのですが、実は牙チャンスのストックが残っていた、ということでしょう。

 牙チャンスは結局、7個も出てきました。何回か牙狼ラッシュにも入り、約3万円プラス。期待値的には5万円ほどあったのではないかと思います。いや~、おいしかったなあ。ちなみに、P-WORLDで検索したところ、設置店は全国に1店だけだそうです。打ちに行こうかな。

 この話を書いている最中に思い出したのですが、パチンコの牙狼(初代)でも旨い話がありました。

 パチンカーならご存知でしょうか、初当たり確率が約400分の1、確変(厳密には違いますが、似たようなものです)突入率50%、確変継続率82%の爆裂マシーンです。確変の消化が早く、1時間で2万発近い出玉が得られます。2008年に登場し、大人気となりました。スロ沢もどっぷりとはまりました。

 ある店で打っていた時、玉詰まりを起こしたため、店員を呼んで直してもらうことにしました。でも、なかなか直りません。10分くらい過ぎたころでしょうか。ようやく直り、店員がへそに玉を1個入れました。きちんと直ったかどうかを確認するため、店員が後ろで見ています。

 へそに入った玉でデジタルが回ります。すると熱めの予告が入りました。「まさかな」と半信半疑で眺めていると、あれよあれよという間にスーパーリーチに発展し、そのまま当たりました。

 さて、牙狼はここからが勝負です。そろったのは偶数図柄。ボタンを押して役物が完成すれば、3か7揃いに昇格して、確変突入です。ただ、それはおまけのようなもの。基本的には主人公の牙狼が大当たり中に敵とのバトルを繰り広げ、勝てば確変突入、負ければ残念という流れです。

 「ボタンを押せ」。はいはい、押しますよ。「ガシャーン」。なんと役物が完成しました。店員のサービス玉1個で確変突入です。

 「まさか無効だなんて言われないだろうな」。そう心配したのですが、店員は「おめでとうございます」と笑顔。そして、こうつぶやきました。「できればこの引きは、プライベートに取っておきたかったです」。うん、わかるよ、痛いほどわかる! 

 確変は4連といまいちだったのですが、大満足でした。

 最後にご紹介するのは20年以上前のパチンコの話です。

 当時、「アレジン」という連チャン機が人気を集めていました。リーチが頻発すれば大当たりが近いという、GODシリーズのようなゲーム性でした。いや、正しくはアレジンのゲーム性をGODシリーズが模倣したと言うべきでしょう。玉がスルーチャッカーを通ると、デジタルが「テロリ、テロリ、テロリ」と回ります。リーチがかかれば「ピュイ」と音がなります。この音に中毒性があるんですよ。当たるときはあっさり三つぞろいになってファンファーレがなります。Youtubeに動画がアップされているので、一度ご覧ください。https://www.bing.com/videos/search?q=%e3%82%a2%e3%83%ac%e3%82%b8%e3%83%b3&&view=detail&mid=5CF2B15161CD0E3D038A5CF2B15161CD0E3D038A&&FORM=VRDGAR

 スロ沢もアレジンが大好きでした。ある日、よく回る台を見つけて打っていたのですが、どはまりとショボ連をくらい、投資は5万に達しました。心が折れそうになっていたところに、隣で快調に連チャンしていた40代くらいのサラリーマン風の男性が声をかけてきました。「兄ちゃん、だいぶ負けてるやろ。この台あげるわ」。「連チャン中なのにいいんですか」「うん、なんかもう打つのがめんどくさいねん」。そう言い残して神様は足元に積んだドル箱を交換して去っていきました。

 スロ沢が打ち始めると連チャンが止まりません。結局、16連チャンまで伸びました。大当たり1回で2000発(2・5円で5000円)なので、8万円を回収し、大逆転勝利です。アレジンの平均連チャンは3連チャンなので、相当引きも強かったのでしょう。

 今思いだしたのですが、沖ドキの連チャン中に、時間がなくなったサラリーマンから台を譲ってもらったこともありました。ただし、運悪く連チャンモードは抜けていました…。

 パチンコ・パチスロを長くやっていれば、こんなおいしい思いもきっとできますよ。まだまだあるので、いつか第二弾を書いてみたいと思います。