スロ沢の集中講義6(ゾーン期待度◎にだまされるな)
ゾーン搭載機種で、具体的な振り分けの数値が公表されていない場合、攻略誌が各ゾーンの期待度を、競馬のように◎○▲△で表現するケースが多いですね。これ、鵜呑みにしてはいけませんよ。
本来の記号のイメージから考えたら、◎は７０％くらい、○は５０％、▲２０％、△は１０％というようなくらいのイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。でも、大半のケースでは、そんなに高くはありません。◎はせいぜい２０％、○は１０％、▲は５％以下、△はほぼ０％といったように、大幅に割り引いて考えた方がよいでしょう。機種によってはもっと低いケースも多いです。
こうした◎○△の表記は、スロ沢の記憶では初代モンキーターンで導入されたように思います。この機種は、ゲーム数上乗せ、ゾーン搭載、天国モードなど、現在のAT、ART機のシステムの礎を築いた名機で、スロ沢もハイエナで相当お世話になりましたが、最後の最後まで、ゾーンの振り分けが公表されませんでした。で、攻略誌は各ゾーンの期待度を◎○▲△で表記したのです。
この機種は１２８が天国モードで、設定１でも４０％で移行する強いゾーンでした。ここを◎で表記するのはまあいいでしょう。でも、天国を抜けた後の２５６前後や３８４前後のゾーンにも◎がついていました。このあたりは実戦上、せいぜい１０％程度の期待度だったと思います。
さらに、１２８～２００、２５６～３５０などは△で表記されていましたが、この間はほぼ無抽選といってよいほど、当たりませんでした。
要は「天国を抜けてもすぐに強いゾーンがあるよ。やめたらもったいないよ」と、期待度を盛って煽っているわけですね。これ以来、同様にゾーン期待度を◎○△で表すスタイルが広がりましたが、どの機種も盛っています。出所はメーカーでしょう。
我が愛しの星矢SPの通常モード（天井７３６）のゾーン期待度について、スロマガサイトでは、５０、１００、３００ゲームに○、１５０、３５０ゲームに△、５００、７００ゲームに◎がついていますが、実際は、ホールの大半を占める設定１、２なら、７００だけが◎で、あとはオール×（ただし５００はかろうじて、限りになく×に近い△をつけてやってもいい）です。ちなみに２００、２５０、４００に×がついていますが、ゾーンで×がつくというのは異例で、設定１、２の場合、振り分けがゼロと考えた方がよいでしょう。
何度も述べていますが、メーカーと、今やその広報誌と化した攻略誌は、様々なフェイク情報を垂れ流して、スロッターを惑わせています。メーカーと攻略誌、ホールの甘い言葉を鵜呑みにすると、大事なお金を搾り取られることになります。スロ沢もこれまで、何度も何度もだまされ、疑り深くなりました。でも、それは勝つためには大事なことです。メーカーもホールも、簡単に勝たせてくれるほど親切じゃないですから。情報を徹底的に疑って、見極めることが大切です。
明日は先日、予告したモンハン月下の実戦日記をお届けしたいと思います。もう1枚、チラ見せ。
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