パチスロ学者、スロ沢諭吉の「ハイエナのすゝめ」~スロ愛に満ちあふれたブログ

パチスロが大好きで、楽しみながら勝ちたい人に贈るブログです

スロ沢、パチンコ・パチスロ店の出禁を語る2

 おはようございます。

 25年前の出禁話の続きです。

 よく回る3回権利物で連日、勝ちを積み上げていたスロ沢。下っ端の店員は私を「よく来るお客さん」とみなして、親しげに話しかけてくるのですが、店長ら店の幹部とおぼしき人たちの視線がどうも厳しい。私が打っている最中に少し離れたところに立ってハンドルを握る手元をじっと見ていたり、店に入るとインカムで何やらごにょごにょ話したり。連日勝つものだから、いかさまでもやっているんじゃないかと疑い、マークされていたのかもしれません。

 もちろん、いかさまなどしていません。不快でしたが、直接何か言われたわけではないので、通い続けていました。

 そんなある日、「あ、自分のことを嫌っているんだな」と確信する出来事がありました。

 サービスタイムを利用して、出玉で次の当たりを目指していた時のこと。出玉が壊滅する前に当たりを引き、ほっとしたのですが、液晶に三つ揃った図柄は「ラッキーナンバー」でした。

 最近パチンコを始めた方はご存じないかもしれません。25年前当時は、大当たり後は原則、出玉をジェットカウンターに流し、交換せねばなりませんでした。ただし、サービスタイム中に当たれば、そのまま出玉で打てるのは、前回説明した通りです。そのほか、サービスタイム外でも、店が指定する図柄「ラッキーナンバー」で当たれば、サービスタイムと同様に出玉で打てる仕組みを採用する店が大半でした。このような営業を「ラッキーナンバー制」と言います。これに対し、どんな図柄でも出玉で打てる営業は「無制限」。今のパチンコ店はほぼ100%無制限営業ですが、当時はラッキーナンバー制が主流で、この店もそうでした。

 話を戻します。サービスタイムを利用して出玉で打ち、次の当たりを引いたので、本来はここで交換です。でも、当たり図柄がラッキーナンバー。この場合、さらに続けて打てるのでしょうか。

 どうやら、店側はこうしたケースを想定していなかったらしく、店員がまごついています。そこへ、店長らしき人物がやってきて、高圧的にこう告げました。「交換や、交換!」。

 店長がそう言う以上、従うしかないので、交換しましたが、普通に考えれば続けて打てるはず。ただ、当時のパチンコ店長は「俺がルールだ」的なところがありまして、逆らえません。仮に私が毎日負け続けている常連客なら、続けて打たせてもらえたかもしれません。当時のパチンコ店は、そんな理不尽がまかり通る空間でした。

 店長に目をつけられていることを確信したスロ沢ですが、稼げる店だったので、通わない手はありません。その後も連勝につぐ連勝を重ねます。そしてついに、その日を迎えます。

 続く