パチスロ学者、スロ沢諭吉の「ハイエナのすゝめ」~スロ愛に満ちあふれたブログ

パチスロが大好きで、楽しみながら勝ちたい人に贈るブログです

スロ沢は断言する。絆のモードVWX(BC3、5、7回天井)は罠だと

 
 バジリスク絆のテーブルVWXはそれぞれ、BCの天井が3、5、7回です。普通は天井が10回or9回なので、天井が浅い上、BT後は、1回目のBCでBTに当選するテーブルへ43%で移行します。
 
 
 だからと言って、3、5、7回でBTに当選したら、「VWXかも」と期待して、BC1回目まで追いかけたりしていませんか?はっきり言って、それはお勧めできません。

 
 なぜかと言えば、設置台の大半を占める設定1のVWXへの移行率は、相当低いからです。

 
 絆には26種類のテーブルがありますが、BT後のテーブル移行率が一緒のテーブルを一括りにして、5つにグループ分けした上で、VWXへの移行率を見てみましょう。いずれも設定1の場合です。

 グループ①(テーブルA~J)ループ率88% 移行率=②7% ③2% ④2% ⑤0.45%

グループ②(テーブルK~M) ループ率70% 移行率=③13% ④12% ⑤5%

グループ③(テーブルO~U、Y、Z) ループ率56% 移行率=①20% ②6% ④8% ⑤9%
 
グループ④(テーブルN) ループ率0% 移行率=③100%

グループ⑤ (テーブルVWX) ループ率0% 移行率=③100%

 
 では、モードVWXにあたるグループ⑤に移行する割合がどれくらいあるのかを見てみましょう。


 ループ率88%と最も滞在率が高い①から⑤に直接移行する確率はわずか0.45%。200回に1回ですから、ほとんど移行しません。


 7%の確率を引いて、やっとこさ①を抜け出して②に移行しても、⑤への移行率はわずか5%です。


 ③ と④へは①から計4%、②からは25%で移行します。④はBT後、③に必ず移行します。従って、③④へ移行すれば、必ず③にたどり着くことになります。


 ③まで来ると⑤への移行率は9%あります。それでも決して簡単に引ける数値ではありませんね。しかも、9%を引く前に20%を引けば①へ、6%を引けば②に連れ戻されます。


 ⑤ の移行が、いかにハードルが高いかが、おわかりいただけたでしょうか。正確な移行率の計算は難しいですが、VWXに滞在している割合はせいぜい1~2%ではないでしょうか。

 
 スロ沢は、絆の5スルーハイエナを数え切れないほど重ねてきましたが、6回目に朧BCで赤満月が出現し、テーブルVが確定したのはたったの1回しかありません。


 スロ沢が完全勝利を達成した先日の日記で、7回目のBCで謎当選を果たしたのにやめたのは、テーブルVへの移行率の低さを考慮したからです。ほかのありふれたテーブルに滞在していて自力で当選した可能性の方がはるかに高いです。


 メーカーがテーブルVWXを作った狙いは、3、5、7回目のBCでBTに当選したことで「もしかしてVWXかも」と思わせて、BT後も1回BCを引くまで追わせることでしょう。
「もしVWXだったら捨てたらもったいない」というスロッターの心理をうまくついています。


 「3、5、7回目のBCでBT当選している0スルー台は、VWXの可能性があるから狙い目」と煽っているサイトもありますが、VWXへの移行率の低さを考えると、とても狙えません。打ってよいのは、朧BCで2、4、6回目に赤満月が出たことを確認した場合だけです。

 バジリスク絆は、VWXのほかにも、スロッターを引っかける罠が随所に仕掛けられており、スロ沢はある意味、その巧妙さに感心しています。例えば、「0スルー狙い」はまったくおいしくないのですが、「期待値があるかも」とうまく見せかけています。

 
 0スルー狙いがおいしくないと考える理由についても近々、記事にしたいと思います。